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2007年07月24日

じゅんさい

過ってはあちこちの沼地に自生していた水草の「じゅんさい」ですが 水質汚染の進行と共に年々少なくなり 今では大半が転作水田の沼で人工栽培されていると聞いております。
こうした植物が相当増えてきているようですし 種によっては外来種によって棲息地を失い絶滅の危機にある生物(或いは絶滅してしまった生物)もたくさんいます。
このように理に適った自然の仕組み(生態系)を 心無い(或いは悪意を持たない)人たちが破壊してしまっているのです。
何れは私たち人間に そして地球に大きくシッペ返しされることになるのですが。

「私たちに出来ることは」という取り組みが 全国各地で行なわれています。
子孫のためにも 地球の将来のためにも心しなければならないテーマに違いありません。

米どころ秋田が生産量日本一を誇り 初夏になれば浮き船を竿一本で操り 一つ一つを手で収穫する姿がこの地方の風物詩となっており 時折映像でも紹介されていましたね。
このじゅんさいは若い巻き葉と茎がゼリー状の粘液に覆われ 独特のヌメリとツルツルした喉越しが初夏の味覚として人気を集め 召し上がり方もオロシ生姜とゴマを添えて三杯酢 ワサビしょう油にスダチを搾る 鶏肉や白身魚と共に椀ダネとして 麺ツユにもOKということでいろいろと楽しめます。
市販されている袋詰め,瓶詰めのものは加熱殺菌されていますが 生が手に入った場合は熱湯にサッとくぐらせ 氷水にとってよく冷やしてから召し上がって戴きましょう。
このじゅんさい 広く薬効も認められた天然の健康食品ともいえますが 夏の疲労回復にもお役立ちです。
サラダ風やソーメン風に召し上がるなら 写真の硝子鉢を使ってみてください。

投稿者 Sugino : 2007年07月24日 05:26

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