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2007年04月29日

縁高と四方盆

菓子器の中で最も正式なものはこの縁高で 濃茶の席で使われます。
五段の重で 一重に一つずつ菓子を入れますが 客の人数分の黒文字を蓋の上に載せ先ずは正客の前に出されます。
正客は先礼をして上のお重を向うへずらし 下段のお重に黒文字を一本入れて次客に送ります。

お詰めの末客まで菓子を取り終えたら 正客は縁高を順に送り 末客は元通り縁高を重ねます。
このよう手順で使われる縁高ですが お菓子ばかりでなく点心などが盛られることもあり 亦お干菓子となりますと写真の七寸四方の四方盆(よほうぼん)が使われます。
こちらは他に茶入盆や花入盆としても使用されています。

投稿者 Sugino : 2007年04月29日 06:37

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