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2006年10月25日

銅器の街

慶長14年(1609年)高岡に城を築いた加賀藩2代目藩主・前田利長公が 産業振興を願い鋳物師(いもじ)を全国より招き鍋釜などをつくったのが始まりとされています。
以来400年 高岡の街は研ぎ澄まされ受け継がれた職人技により 我が国最大の銅器の街として栄えて参りました。
同時に高岡は 「彫刻塗」「勇助塗」「青貝塗」といった伝統技法を持つ高岡漆器の産地でもあります。

銅器の製造方法は型に溶けた銅を流し込む鋳金と 銅の塊や板を叩いて造る鍛金があり 取り分け鋳金の製造法の中で 蝋型鋳造法は作者の創意のままの原型がつくられ 微細なフォルムの再現が可能です。
その後の仕上過程では タガネを使って表面を彫る「彫金」 表面に別の金属を埋め込む「象嵌」 防蝕と化粧の目的で焼きつける「着色」とあり このような装飾が施されて完成します。
現在高岡では家庭用調度品から 神社仏閣の備品や仏像 公園などのモニュメントに至る幅広い銅製品がつくり出されています。

投稿者 Sugino : 2006年10月25日 05:51

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