« 名残月 | メイン | おでん »

2006年10月10日

すすり茶碗

玉露は新芽が伸び始める頃 日光が直接当らないようヨシズで覆う覆下茶園という栽培法が採られます。
こうして摘まれた玉露茶は濃厚なとろーりとした甘みと芳醇な香りがあり 少しずつジックリ時間をかけて味わう贅沢なお茶です。                     
この玉露茶にはそれなりの淹れ方があります。
先ず沸騰したお湯を適温まで冷ますため湯冷ましに注ぎます。
次にすすり茶碗と湯呑にお湯を注ぎ温めます。
そうしてすすり茶碗のお湯を捨て適量の茶葉をすすり茶碗に入れます。
適温は50度位ですが 湯冷しのお湯をすすり茶碗に注ぎ蓋をして2~3分待ちます。
すすり茶碗は写真でも確認できると思いますが お茶の色を目で確かめるため内側には白化粧が施されています。
その後写真のようにすすり茶碗の蓋をずらして湯呑に注ぎます。
この際お茶は最後の一滴まで絞り切ってください。
同じ茶葉で3煎ほどお茶を楽しめますが 2煎目以降は湯温を高くし抽出時間を短くします。

この時のすすり茶碗が写真の茶碗です。 急須を代用しても構いませんがこれを使うのが正式です。
折角手間隙掛けたのですから 召し上がる茶碗もこの小さな玉露用の湯呑をお使い下さい。

・南蛮玉露湯呑と2.5茶托

投稿者 Sugino : 2006年10月10日 08:07

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/426

コメント

コメントしてください




保存しますか?