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2006年07月14日

ブランデー

過っては高嶺の花でした。今でもそうですが。
帝王の美酒といわれるブランデーにずーっと憧れ続けていました。
ステイタスでもありました。
しかしここへ来てライト感覚のお酒が主流となり 私自身も若い頃とは違ってストレートで飲まなくなり ブランデーへの想いが急速に萎えてしまいました。
(ブランデーばかりは水割りには出来ないと 今でも思っています)
さてこのブランデー 実は豊作のワインと錬金術師たちによる蒸留技術によって生まれた副産物であったようです。

過剰生産の葡萄の処理に困った農民にとって 渡りに舟だったわけです。
このブランデーの中でもコニャック地方で産出されるブランデーを 特にコニャックと固有名詞化しています。(それ以外の地方でのブランデーはコニャックと呼べません)
これは日本酒の最大醸造地である神戸の灘地区で造られた日本酒を 灘の生一本と呼ぶのと同じ発想かもしれません。
日本でも良く知られているヘネシー,マーテル,クルボアジェなどのブランドは 全てこの地区に集中しています。
ブランデーばかりは 色,香り,味ともコニャックに勝るものはありません。
一時ナポレオンをブランデーのブランド名と混同されていた時代があったようですが これは各社100年を超えた貯蔵品に印す等級のようなもので これも全ての製造会社が使っています。
ブランデーを楽しむには 先ず目 次に鼻(これを効かすために手で温める) 最後に舌という順序です。
亦 ブランデーにはノルマンディー・カルバドス地区で造られるリンゴのブランデー「カルバドス」というのもあります。
何れも高価なお酒ですので グラス(スニフター)も飽くまで透明なクリスタルグラスを使ってください。

やたらお酒のことを書いていますが 実は私自身陶器屋の前にお酒を扱っていた時代があるのです。ご容赦下さい。

投稿者 Sugino : 2006年07月14日 06:27

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