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2006年07月05日

新商品:その3

「本歌取り」
元々 和歌,俳句の世界で過去のよく知られた秀作を想起させる象徴的な言葉や趣向を 意識的に取り入れてつくる事を言った言葉ですが 現代に於いて陶器の世界でもこの取り組みが行なわれようとしています。
写真の焔窯造りによる「絵織部」もその一つで 桃山時代の古田織部の流れを汲む鉄絵を施し 織部を掛け分けた意匠が中心となった器で 今様式に纏められています。

<PART‐2>

この春先行して発売された鮎皿の姉妹品で 長辺11cmの豆皿と15cmの取皿です。
豆皿は珍味やお漬物に 取皿は和菓子の銘々皿としても使えます。
淡い青磁で薄手の清涼感溢れる器です。

<PART‐3>

志野と織部の相性の良さは以前にも述べてきたところですが この長角皿(長辺31cm)も端正に掛け分けられ(その相性の良さが見てとれると思いますが) お料理を引き立ててくれます。
秋刀魚の塩焼きが大変なご馳走となりそうです。

<PART‐4>

瀬戸地区の各社ともこの織部には大変力を入れてまして 本格的な秋を迎えますと主流の意匠となりそうです。
大胆に掛けられた織部の釉薬と 全体に見られるカイラギ そして力強い形状とも良く溶け合っています。
器に負けない料理を期待しましょう。
新商品:その2も参考にして下さい。

投稿者 Sugino : 2006年07月05日 05:48

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