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2006年05月12日

強化磁器

扱い次第で何時までも使えるとは言うものの 陶器は壊れやすいものに違いありません。
ご家庭で大切に使うにつけてはお気に入りを選べますが ホテルやレストラン更に学校や病院という所では 一度に沢山の食器を扱い処理しなければなりませんので 特に学校や病院となりますと 破損率の高い陶器を使う訳には参りません。
ですから使われている食器の殆どが 軽量で壊れ難く洗浄や収納も容易なメラミンやポリプロといった樹脂製の食器です。
これは調理する側や食する側のものではなく 食器を扱い処理する側の論理です。
しかしホテルやレストランでは 料理そのものがメインの商品であるため そのメインの商品を提供するにはどうしても陶器の食器が必要です。
それも壊れ難い陶器であればいうことはありません。

この様な要望に応えてきたのが 強化磁器ということになります。
強化の方法は各社の企業秘密でもあり全貌はハッキリしませんが 概ね素地にアルミナを加えて焼成したもののようです。(普通の陶器に比べ2~5割増程の強度があります)
しかも使用先の同一品のリピート需要という特殊事情というのがありますので 継続生産を前提にしています。
こうした食器は如何にも業務用食器という顔をしているものが多いのですが 中には家庭でも充分使えるデザインのものがあります。
 (今では業務用,家庭用の垣根は殆ど無いといって良いでしょう)
こうした食器の中からお気に入りを探せば 買い増しや補充が可能ですのでエコに通じるのではないかと思っています。
 原料の陶土も有限資源なのですから。

投稿者 Sugino : 2006年05月12日 14:00

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