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2015年02月14日

酢豚

中華特に特に南部の広東料理は この地域が開放的な土地柄である所以か 料理の世界でも自国の料理は世界に向けて発信され 同時にあらゆる国の料理が流入して来るという環境が形成されているようであります。
従いまして 広東料理は非常に多彩でありますが それは食べられる物は何でも食材にしてしまうという 食材の豊富さにも因るところであるようです。
例えば世界的にも有名な食材では フカヒレやツバメの巣 更にイヌやネコにヘビなど ゲテ物に近いものまで挙げることができます。
そして此処から発信された飲茶やワンタンなどのように 日本でも此方の言葉がそのまま日本の料理名にもなっているものまであるのです。
この広東料理にはこの他 同じ点心の焼売や揚げパンのハトシ そして先程の蛇スープを挙げる方もみえますが 酢豚(スーパイコ)を忘れてはいけません。
何方もご存知のから揚げした豚肉と ニンジンや玉ネギ,ピーマン,タケノコ,シイタケなどの野菜を炒め合わせ 甘酢アンを絡めた料理ですね。
しかしこの酢豚という料理名は日本が付けた名のようで 現地では通じません。
亦 写真のように肉を柔らかくし 肉のタンパク質を分解する酵素による相性から 肉料理(特に豚肉)の付け合せにこのパイナップルがよく使われますが このパイナップルは加熱しますと酵素が働かなくなりますので 加熱処理された缶詰はもとより 出来れば調理後冷めた後,生の物を付け合せて下さい。
豚肉も野菜も一口大に切り揃えておきますと 見た目もカラフルできれいです。 

投稿者 Sugino : 2015年02月14日 23:28

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