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2014年09月22日

ふくさ寿司と茶巾寿司

茶事に使う袱紗が表裏2枚の布を合わせているところから、ふくさには二つを合わせるという意味があります 例えばあわせ味噌のことをふくさ味噌とと言ったりもしているのもそうした理由からです。
 今回は、薄焼き卵で包んだ二つのお寿司をご紹介します。
その一つが冒頭のふくさ寿司で 具に決まりなどありませんが 干ぴょう,アナゴ,シイタケなどを甘めに煮て寿司飯に混ぜ 袱紗包みにします。
袱紗包みは先ず斜めに材料を置き 手前から折ったら次に両サイドを折り畳み 四角くなるよう向うへ転がし 最後は海苔や三つ葉などで留めます。
この袱紗は 料理では柔らかい事を表現する言葉でもありますから どうか鮨詰めになさらないで ふんわり包み込んで下さい。
ここがポイントです。
もう一つは茶巾寿司です。
これも具に決まりはありませんから お手元で入手できる物なら何でも結構です。
簡単に申し上げれば 五目寿司を茶巾包みにしたお寿司ということになりますが この茶巾包みをする方法をご紹介しますのでご参考にして下さい。
先ず 薄焼き卵が全部入らないくらいの小さな容器をご用意いただき その薄焼き卵を容器に敷き込みます。
次に軽く握った寿司を入れ 卵を等間隔にヒダを取りながら寿司を包み 最後に茹でた三つ葉か干ぴょうや昆布で口元を結びます。
何れもお寿司屋さんではお目に掛かれない注文品ですから どちらもご家庭でつくってみて下さいね。
尚 茶巾絞りと言うお菓子やお料理がありますが これは布巾やラップに柔らかい餡状にした材料を入れて絞り 天辺に絞り目をつけたものを指しています。
豆や芋,南瓜や栗などの野菜の他 卵や魚介のすり身なども材料として使われます。
(写真はふくさ寿司)

投稿者 Sugino : 2014年09月22日 17:26

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