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2013年09月14日

コーヒーのおいしい話

>貴方は珈琲党 それとも紅茶党でしょうか。
勿論どちらも党って方もいらっしゃると思いますが それでは三度の食事よりもと仰る珈琲党の方にお伺い致します。
そんな方たちでも 生豆の焙煎(ロースト)から始めているいう方は少ないようで この点は如何でしょうか。
そもそも器具メーカーの資料やカタログを調べましても 最近ではミル使用以降の器具は相変わらず満載なのですが ロースターが全く掲載されなくなってしまっています。
想像できる理由は 実店舗(既に今のこの時代純喫茶と呼ばれるような業種のお店は存在していないように思われますが この私たちには懐かしいお店には何処もこれが至極当たり前のように存在していました)に比較的来店客からも目に留まり易い位置に鎮座しておりましたが 稼動しているのは見たことがありません(そんなに時間を掛けてはお客様が逃げてしまいますからね)。
この様にそもそもデモ用お飾りであっては 末路がこうであっても致し方ないでしょう。
そこでこの掲載品のロースターは 古い資料からの引用で既に廃盤となっているかも知れませんのでどうぞご承知おき下さい(未確認で申し訳ありません)。
そして様々な酷評を甘んじて受けてきたロースターではありますが 鍋でも代用できる無用の長物でありとまで言われてしまっては もう身も蓋もありません。
それでは何故このような話題を採り上げたのかと申しますと 実はこの焙煎方法によりましてご承知のように同じ生豆を使っても 全く違った味わいとなってしまうという事を敢えて申し上げたかったのです。
大まかな解釈で恐縮ですが 浅炒りですと酸味が強く苦味は殆どございませんから アメリカンに向いています。
逆に深炒りですとこの苦味と香ばしさが強調され アイスコーヒーやエスプレッソに向いているのです。
そしてこの中間の中炒りですと上手くいけば 酸味と苦味のバランスがとれてコクと甘味が程よく調和する 一般的な炒り方が可能であると申し上げてよいでしょう。
拘り故まさか生産者にまで戻ることはないと思いますが 何処まで拘るのかは嗜好の問題であり個人差がある問題ですから ここを押さえて置かれるのも一つと考えました。 とは名目でありまして 実はこのように無用の長物と思われる物たちの効用が失われつつある それを寂びしく嘆いている一人であることが言いたかったのです。
仮に一日30分,何処かに余裕が残せるとしたなら それを探しています。

投稿者 Sugino : 2013年09月14日 21:55

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