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2013年04月15日

おもてなし皿


日本の代表的な伝統献立様式に 「一汁一菜」や「一汁三菜」という言葉があります。
一汁一菜とは元々鎌倉時代より 禅宗の修行僧が禅寺で食する際の質素な食事を指し それが一汁三菜へと展開されて参ります。
一汁三菜も主食のご飯に汁一品の他 ナマスに平(煮物)に焼き物の三品を揃えた質素なものであります。
この延長線上にオカズ=菜(さい)の物という オカズ五品の現代にも継承されている 「一汁五菜」の食のスタイルがあるのです。
そしてこのスタイルは食事時の箸の持ち方から 椀や碗の持ち方 ご飯や汁にオカズの配置 更には一尾魚の向きに至るまで 細やかな決まり事が設けられました。
これは飽くまで美しく戴く為の作法であると言えるのですが 先述致しました「いただきます」や「ごちそうさま」の言葉も 食や食材(自然)に対する感謝の気持ちの表れで これも日本固有の作法であるといえるものであります。
今日は前月の「箸置の効用」に引き続き 食に彩りを添える「うつわ」という道具について 田中ゆかりディレクションの中から 波佐見焼の「おもてなし皿」(写真のお盆に載った器)をセレクト致しました。
一食一食が心地良い時間でありますようにとの思いから 日本の情緒を今の生活スタイルに合わせ リビングや食卓にフィットする器が開発されたのです。
ワンプレートからの発想で 波佐見焼の上質なクオリティーと高いデザイン性が生かされていますので お気軽に心地良くご活用戴ければと願っております。
そして日本の器の在り方を継承していくため 自然をモチーフに選び「ハレ」という華やかさも盛り込むよう心配りがなされています。
おまけに普段の食生活もハレと見做し おもてなしの精神=一期一会の世界へと誘います。
どうぞカジュアルからフォーマルまで 日常の様々な食卓シーンを このおもてなし皿により 演出なさってみて下さい。

贅沢に器の裏側にも華の造形が楽しめるようデザインされ オードブルやスイーツ等にもご利用いただけます。
そしてアイテムはこの25cmおもてなし皿の他 10cm一輪小皿,28cm3連花つなぎプレート,15cmオカズ皿 そして10cm取皿と8cmの小皿となっています。
カラーは夫々桃釉,黄釉,青磁釉の3色となっています。
どうぞ馴れと工夫で お料理ばかりでなく器でも 食卓のオリジナリティーを演出なさって下さい。

投稿者 Sugino : 2013年04月15日 16:23

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