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2012年08月07日

再び ZEN STUDIO

「美しいフォルムに美辞麗句は要らない。
例えば一本のラインの中に 無数の要素を見出せること。
或いは煩雑なラインの集合体の中から 唯一のラインを見出せること。
それが日本人である私の美意識だと思っている。
そして私の仕事は このとても繊細な感覚を視覚化し,有現化し この日本の美意識を世界へと送り出すことだと思っている。」と これはこのZEN STUDIOを主宰する方からお伺いしたお話であります。
このスタジオからエレガントなカットグラスが生まれましたので ご紹介しましょう。
一般的には引き算の美学シンプル・イズ・ベスト そんな美意識があっても良い。
しかし足し算の美しさもあるという一例です。
色や柄 沢山の要素がひしめき合って生まれる 「派手さの美学」に拘ったグラスです。
年を重ねるごとに増えていく知恵や知識 そして数々の痛手や哀愁でさえ それが恰も熟成された大人の魅力となっていくように。
そんなことを考えている中 出会ったのがこのグラスです。
キラキラというより 敢えてギラギラと呼びたくなるような輝きを ゴージャスに放つ切子のグラス。
キメの細かなカッティングが底にまで施され 大人の男に相応しいエレガンスを醸し出しているように思います。

静かに更けゆく一人の夜を 華やかに彩ってくれる大切な友達となってくれるのでしょうか。

投稿者 Sugino : 2012年08月07日 04:08

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