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2012年07月23日

蚊遣り花器

この地球上には 全ての動物の3/4を占めるといわれる昆虫が棲んでいます。
これだけの昆虫がいながら何時の世にもこの2匹は 私たちとは最も相性の悪い動物の筆頭に挙げられているのですが。
例えば今年のセミの合唱は 少し軟弱で開始時間も遅れているように思いますが この騒々しい蝉時雨すら夏の風物と楽しんでいる中 気の毒なのはこの2匹です。
それはゴキブリと蚊でありますが この点は何方様もご異論ないところでしょう。
人や他の動物と近しい所に棲む これがこの2者の生命を維持し種を保存する上での知恵でありますから 致し方のないところでありますが。
しかしそんなところで同情しましても関係改善には至りませんから 毎年蚊遣りの新しい武器が発売される中 これ(写真)を今年の決め手と致します。
信楽の製品で 見た目,花が生けてありますから花器には違いありませんが これが二役を演じてくれるのです。
ではどういう事なのかと申しますと 見た目は水盤のような大鉢のような形状ですから 花器として利用される場合は 剣山やオアシスのようなものが必要となりますが これには既に中心に近い所に花留めが付いていますので 写真のように生けていただけるのです。
そしてこの花留めに 渦巻きの蚊取り線香を水平に置くことによって 蚊遣り器ともなるのです。
亦 この花留めは本体にくっ付いていますので お線香が花留めごと倒れるという心配はありません。
しかし念のため 花器として使用時の折は勿論ですが 蚊遣りとしてお使いの時にも 水を張ってご使用下さい。
夏は蚊遣り器 他の季節には四季折々の野の花でも生けてみて下さい。

如何でしょうか。
今年はこのお二方の一方とは 少し距離を置いた関係が出来るかも知れませんね。
一年通して一器二用の働き者を どうぞ貴方のお部屋にお飾り下さい。

投稿者 Sugino : 2012年07月23日 06:24

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