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2012年06月13日

緑のカーテン

政府は先日 福井の大飯原発2基の再稼動を発表しました。
昨夏以来電力需給の逼迫が叫ばれましたが あれ程の呼びかけは電力会社始まって以来の出来事でしょう。
あの呼びかけによって 私たちも電力は無尽蔵に存在するという前提で 如何に便利な電力を安易に使っていたか 思い知らされる結果ともなりました。
今や電力ゼロの社会は成立しないのですから 受給者側には節電という手段 供給者側には危険のない発電施設の開発という手段という もうこれしかないというところまで一気に来てしまいましたね。
しかし受給者側の節電には私たちも未経験であり 可也,強い意識を持たなければ結果は得られないでしょう。
そこで日本の伝統的なお役立ちの 「涼」を演出する小道具を色々と探してみました。
先ずは空気の流れを起こす扇子や団扇 日光を遮るヨシズやスダレ 音によって涼を感じさせる風鈴やツクバイなどがありました。
これらはクーラーを使ってのように 実際の温度を何度も下げるということは出来ませんが 人は気温を体感する皮膚ばかりでなく この様に五感に響くという能力を持っています。
例えば真夏の直射日光の照りつけるコンクリートやアスファルトの表面は 50度を超える場合だってあるでしょう。
そこに高木の植栽があって木陰に入ったとします。
そしてそこは実際の温度差が高々数度までで45度だったとします。
45度という絶対温度はこれはもう灼熱地獄の筈でありますが 木陰に入った相対性によって非常に涼しく感じてしまいます。
遮光する緑も非常に効果的です。
こんな訳で昨夏はご自宅に ゴーヤや朝顔の緑のカーテンをつくられた方も多かったと伺っています。

またこのカーテンづくりは 朝の水遣りで生活習慣が変わり楽しくなったとか 土をいじるのを嫌がっていた子供たちが 生き生きと土いじりををするようになった等 の副産物をもたらした様であります。
(写真は「毎日夫人」から引用致しました。)

投稿者 Sugino : 2012年06月13日 01:46

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