« ストレッチ | メイン | こんぺいとう »

2012年06月10日

ル・スール

東北地方を除き遅ればせながら またまた列島ならではの梅雨の季節がやって参りました。
巷間では 紫陽花にデンデンムシの話題などものぼる様になって来ましたね
暫くの休稿中 この間にも確実に季節は巡り巡っていたのです。
それでは早速 私共の本題に移らせていただきます。
タイトルの「ル・スール(Le seul)」とは 「たった一つの」という意味のフランス語なんだそうです。
要するに二つとおなじ物はつくれませんが 作者からの一方的メッセージに貴方はその対価をお支払い下さい と申し出ているのです。
随分横着な提案だと仰られても致し方ないのすが この提案に貴方はのれますか。
お互いの信頼関係も構築されていないまま これは可也,無理なような提案でありますが 皆様,如何でしょうか。
逆手に取った戦略かとも思うのですが それではもう少し詳しくご説明致しましょう。
京都の実績ある7人の作家さんたちが 土練りから窯出しの製品化に至るまで全て手作業で行うのが前提です。
土練りを終えるとロクロ成形に入りますが ここでは使用するパッケージ(木箱か紙製の化粧箱:価格はどちらを利用されても変わりません)が決まっていますので 形状やサイズはある程度決められ その枠を超えたり小さ過ぎたりといった物は出荷されません。
(商品としましては飯茶碗とフリーカップの2点で 夫々単品のパーソナルギフトの扱いです)
飯茶碗のサイズは径130,高70,素材は陶器 フリーカップのサイズは径95,高95,素材は同じく陶器です。(数字はアバウトで単位はmm)
と ここまでが全ての製品に於ける大まかな最大公約数であります。
その後 下絵付けに釉掛けにと移りますが この工程は作家さんに完全お任せとなります。
つまり形状やサイズはほぼ同じでも 下絵や釉掛けの妙に至っては千差万別という事になり 買い手である貴方に選択の余地は与えられません。
これはある意味強気の売り手志向とも言えますが 逆に売り手の作家にとってもその責任は重大で気に入らなければ破棄され 恐らく大変歩留まりの悪い商いのようにも思えます。
下手をすれば命取りにもなりかねないでしょう。
それでは複数ご用命の方には裏技をご紹介しましょう。
時間を要し余りお勧めしたくはありませんが 一個ずつの出来合い品を店頭でご確認の上 ご注文される方法です。

人によって感性はマチマチでありますが 今年は一つ運試しの賭けに出てみませんか。
吉と出るか 凶と出るかは判りませんが チャンスと言えなくもありません。
ご幸運をお祈り申し上げます。

投稿者 Sugino : 2012年06月10日 01:34

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/2338

コメント

コメントしてください




保存しますか?