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2011年12月24日

割烹漆器

今夜はイヴ。
一先ずメリー・クリスマスとご挨拶致しましょう。
さて福井県鯖江市の産業は何と言っても 国内シェアーで9割を超え 世界的にも2割のシェアーを誇るメガネフレームでありますが 余り知られてないところでは 割烹漆器の一大産地でもあるのです。
業務用に要求される過酷なハードルを乗り越え 尚且つ優美に仕上げる これが業務用漆器の命題であります。
それに致しましても膨大な種類であり どのメーカーのカタログも厚さが5cmを超える代物です。
その上毎年数百を数える新商品が発表されますが 旧商品でありましても業務用商品の宿命上 廃盤となることは少ないのです。
そして型代を償却するには ある程度つくり販売しなければならないという事情も絡んでいるかも知れません。
これでは更に 年々カタログは厚くなるばかりで その内私共のような老体には 重くて手に負えなくなるでしょう。
そう言えば 私共では旧カタログは彼方此方で重石として使われていますね。
更にメーカーでは個別対応による受注生産や オリジナル製品の製作なども行っていると聞いていますので 気が遠くなるような膨大な種類の商品の取り扱いであります

それだけお客様も夫々個別であり そのお客様の先にも更にお客様が存在するわけですから 要求が非常に細分化されているという事の証でありましょう。

投稿者 Sugino : 2011年12月24日 07:02

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