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2011年11月20日

エコシック

遡れば豊富な紀州桧を背景に 室町時代に端を発する紀州(海南)漆器でありますが 今では漆器の3大産地の一つに数えられるまでに成長を遂げております。
そうした伝統を守りつつも 同時に新しい取り組みにも常に挑戦し続けて参りました。
今日はその一つをご紹介致します。
今ではどのようなメーカーにおかれましても エコに関して無関心ではおれないという時代であります。
そこでこの産地では 毎年産出されるお米の籾殻に着目致しました。
一年間に産出される籾殻は200万トン弱 その大半は畜産農家などでの畜舎敷料や堆肥水分調整剤として利用されているものの 凡そその1/3に当たる70万トンは焼却廃棄処分されているという現状であります。
お盆の生産量で日本一を誇る紀州(海南)漆器は これまで木製と同時に 木製に替わる素材としてユリア樹脂を多用して参りましたが これに籾殻(33%)を加えてみてはという発想であります。
強度など 他の汎用熱可塑性樹脂と差が無いことを試験した上での発売となりました。
名付けて「エコシック」 もみ殻トレーです。

籾殻の再利用で環境面での効果が期待できると共に CO2の削減にも寄与するこのもみ殻トレー どうぞ一度お試しになってみて下さい。

投稿者 Sugino : 2011年11月20日 06:45

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