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2011年08月16日

ガラス成分の特性

ガラス製品は幾つかの成分により成り立っていることを これまでにもご紹介してまいりました。
ガラスの種類は大別して ソーダガラス,クリスタルガラス,硼珪酸(ほうけいさん)ガラスの三つとなっていますが 夫々のガラスの特性を引き出すため 多少成分が異なります。
先ずどのガラスにも含まれる主原料は 珪石や珪砂から採取される珪酸です。
これに珪石や珪砂を溶け易くするため ソーダガラスと硼珪酸ガラスにはソーダ灰が使われます。
クリスタルガラスには このソーダ灰の替わりに炭酸カリウムが使われるのですが これも同じ役割を果たしています。
またソーダガラスはこの他 ガラスに化学的耐久性を持たせるため石灰を使い また硼珪酸ガラスではガラスの熱膨張率を下げて 耐熱性を高めるために硼酸が使われています。
最後にクリスタルガラスですが これはこのブログ初期の頃詳しく書いておりますので トップページの検索小窓にキーワードを入れてご検索下さい。

簡単に申し上げれば 光の屈折率や透明度を高めるため酸化鉛を使用しています。

投稿者 Sugino : 2011年08月16日 01:16

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