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2011年08月06日

ラップの効用

電子レンジで過熱する際 食品にラップを掛けたり掛けなかったりと これはどうしたことなのでしょうか。
ラップを掛けたり蓋をするのは 放熱が少なくなるので加熱温度の上昇が早くなります。
つまり熱効率がアップし 過熱ムラを解消できるのです。
水分の多い煮物や蒸し物や茹で物で しっとり仕上げたい料理にお勧めです。
この際気を付けたいのは ラップはピッタリ掛けずに 少し余裕を残してふんわり掛けて下さい。
食品からの蒸気の圧力で ラップが裂けてしまいます。
もっとしっとり仕上げたいと仰るなら 表面に油や片栗粉を塗してガードして下さい。
亦アンカケなどでトロミを付ける方法もあります。
破裂する恐れがありますから。
一方揚げ物や焼き物でカラッと仕上げたい場合は ラップをせずに蒸気を逃がします。
この際も 食品の下には水が溜まり易いので 溝の付いた耐熱皿を使ったり キッチンペーパーや割り箸を敷くなど 水の逃げ道をつくっておきましょう。
また殆どのラップは耐熱温度が140度なので ご飯の温め直しや野菜の下茹でなどは全く問題ありませんが 油脂の多い食品については 油脂の上昇温度がラップの耐熱温度を超えることがあります。
ですからラップは直接食品に触れないよう 器に被せて下さい。

溶けたラップが 食品にくっ付いてしまいますからご用心。

投稿者 Sugino : 2011年08月06日 00:04

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