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2011年06月05日

タパス

これまでもスペイン料理を幾つか掲載して参りましたが 今日はその中の一つ タパスをご紹介しましょう。
大航海時代のスペインはポルトガルと並び世界中を席巻した大国であり 世界各地から様々な食材が持ち込まれ その上多種多様な民族が移り住んだため 食文化に於きましても多様な広がりをみせた国でありました。
このタパスはその様な背景のなかで生まれた料理であって スペイン生粋の郷土料理とは言えないものであります。
語源はタパ(蓋,タパスはタパの複数形)で 時の国王が旅の途中で喉を潤すために立ち寄った居酒屋で 一杯のシェリーをオーダーしたのが始まりといわれています。
その店ではシェリーの香りに近づくハエが グラスに入るのを防ぐため 一切れのハムを載せた皿をグラスの蓋になるよう供したことが 今に残るタパスの起源といわれているようであります。
ですから元々料理と言える代物かどうか ?ではあるのですが。
その後現在に至るまで色々なアレンジが繰り返され 時代を経てやがて アペタイザーとして出される前菜料理という位置づけのものとなります。 

以来このような小皿を使った料理全てを タパスと称するようになったそうであります。

投稿者 Sugino : 2011年06月05日 01:47

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