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2011年06月01日

湯引き鱧

記録的な早さで入梅しました。
入梅が早ければ梅雨明けも早いとはならないようで どうも長い雨季となりそうであります。
明ければ本格的な夏の到来となりますが この夏の京都を代表する魚に高級魚の代表である鱧があります。
柔らかい身の白身魚で 小骨が多いのが玉に瑕ですが 脂ののった旨味が応えられないと京都っ子は申します。
(鱧の骨切りにつきましては 骨切り庖丁とともに以前掲載しておりますので 本日は割愛致します。)
この鱧の代表的な調理法が写真の刺身です。
湯引きして冷水に浸け 梅肉をつけていただきます。
骨切りの下拵えに手間のかかる鱧料理ですが この他ボタン鱧の吸い物や酢の物 そして焼き物などに調理されます。
これから7月の祇園祭そして10月の時代祭と 祭で賑わう京都ですが 鱧を食べなきゃ夏は来ぬとまで言われているそうですね。

時節柄 ギヤマンの器に盛り付けてみました。

投稿者 Sugino : 2011年06月01日 06:59

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