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2011年05月16日

ジャパンブルー

言わずと知れた 昨年ワールドカップで活躍した 日本チームのチームカラーであります。
陶器の場合はこの色を出すため コバルトを顔料とします。
そしてこの色を顔料として最初に使ったのが 西アジアのイスラム圏であります。
なぜかと申しますと 当時はこの地域が最大のコバルト産出地域であったためであります。
錫を溶媒剤として用い 白い釉の上に呉須をのせて 焼成中に釉中に沈めてできたのが このジャパンブルーの元祖であるイスラムの染付です。
日本では江戸初期の頃 茶人が採り上げるまで表舞台に出ることはございませんでしたが 世に出た途端 その爽やかな色合いに日本人の心が揺さぶられ たちまち人気を博すことになります。
今でもアンケートを採れば 白磁に次いで人気の高い色となっています。

白と藍の清々しいコントラストをお楽しみ下さい。

投稿者 Sugino : 2011年05月16日 07:53

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