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2011年02月28日

瓔珞文

瓔珞(ようらく)とは古代インドの貴族たちが装身具として 頭や首や胸を飾った装身具を指したものでありました。
それが仏教にも取り入れられ 仏像の首や胸を飾るものとなったり 寺院や仏壇の天蓋を飾る荘厳具となったりした経緯がございます。 
この瓔珞は珠玉や金属玉を紐で繋いだもので 陶器の器物にこれを図案化したもの(瓔珞文)が中国より伝わり 特に写真のように 赤玉との組み合わせは赤玉瓔珞と呼ばれ 華麗な色彩も然ることながら 繋ぎ文という縁起の良さから吉祥文の一つに挙げられているのです。
特に古伊万里や仁清の作品に 多く見受けられる文様です。

この様に焼きもの絵柄は多数ありますが 特有のものという訳ではなく 何らかのお手本が手近なところにあり それを焼物の絵柄に図案化したものが多いのです。

投稿者 Sugino : 2011年02月28日 06:58

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