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2011年02月18日

渕織部三宝皿

先月「前菜・先付」をコラムに載せましたが もう少し砕けた同様の表現に「お通し」や「付出し」といった言葉があります。
前菜,先付のように構えてつくるようなものではなく もっと気楽に今日の素材を味わってみて下さいという 挨拶代わりの料理であります。
この料理を出すのは横長の付出皿か 写真のような口変り皿(口変り皿は様々な形状があって楽しめます)となります。
お通しとなればもっと小さな器が適当ですが ここは写真のようにオードブルとして供すれば 場が華やいだ雰囲気に包まれます。
また和食器の口変り皿と洋食のカニグラタンという取り合わせも 妙味がありますね。
カニは甲羅焼したグラタンを 器に白い石を敷き詰めてそのまま甲羅ごとのせてみました。
器は三宝の形をした土物ですが 渕の織部との色彩の対比が魅力ですね。
シンプルな中にも 温もりと品格が感じられます。

「こんな器でカニが食べたかった」 と唸らせる力があるのではないでしょうか。

投稿者 Sugino : 2011年02月18日 04:13

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