2011年01月24日
紅梅中鉢
中鉢とは曖昧な表現でありますが 私たちの業界では日常的によく使われている言葉であります。
当たり前の表現をすれば 小鉢より大きく大鉢ほど大きくはないといったところでしょうか。(詰まらないことを書いてしまいました)
一人用とするならお料理がたっぷりと盛り込めますが 懐石などでは取り回しの預け鉢やおすすめ鉢として 使われることの多い器です。
この場合 器には周囲を和ませるほっこりとした雰囲気が求められます。
その雰囲気を今この時期に丁度持ち合わせていて 煮物や汁物にも幅広く利用され 種類も多くてとても重宝な器が写真の中鉢です。
日本人好みの図柄なのでしょう。
柔らかい印象の地色の上に 大木と大輪の梅を大胆に描いた華やかな器ですね。
昨年から今年にかけては 猛暑からいきなり冬将軍の話題へと移ったためか 気象の話題ばかりが目立っていましたが 季節の移ろいは同時に地球上のあらゆる生物に影響を及ぼします。
桜に先行する梅が余り話題に上らず どうなったのかと心配で採り上げてみました。
食事の後に景色を眺めたくなるような そんな中鉢であります。
口変りや八寸といった器に繊細な料理を幾品か盛り付ける時 こんな華やかな鉢が一つ入ると盛り付けに変化が生じて楽しくなりますね。
投稿者 Sugino : 2011年01月24日 03:36
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