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2010年11月28日

鍋焼きうどん

鍋焼きうどんとは 焼きうどんが醤油などで味付けはするものの 炒める料理であるのに対し 焼きという名がつけられた料理ではありますが 焼いたり炒めたりする料理ではありません。
寧ろどちらかと言えば具と一緒に煮込む煮込みうどんに近い 土鍋を使ったうどん料理であると言えます。
土鍋に主として醤油味の出汁とうどんを入れて煮立てますが 上にのせる具は様々であります。
ネギに椎茸,ニンジンに蒲鉾などは定番と言えますが その他天ぷらが入ったり生卵或いはゆで卵であったり ツミレや伊達巻であったりと多用な姿となります。
これはきっとスキ鍋にうどんを入れる料理があったり タヌキやキツネがあったりなどからもお分かりのように うどんという食材の懐の深さゆえの賜物ではないかと思われます。
尤も 最初から煮立ててグツグツを供する料理ですから かけうどんや釜揚げうどんと違い 時間がかかるためか駅などで見掛ける立ち食いのお店では 殆どメニューとして扱ってはいないようであります。
そしてアツアツが身上の料理ですから 冬場の限定メニューとされるお店が多いようですが 愛媛の松山ではアルミの田舎鍋を使って この鍋焼きうどんを通年提供されているお店も沢山あると伺っています。
しかし讃岐が近い所為なのか でもコシの強い讃岐うどんではなく柔らか麺のところが多く しかも大抵どのお店も何故か甘めの味付けのようですが 理由は判然と致しません。

当地は同じ土鍋を使っても味噌仕立ての煮込みうどん つまり「味噌煮込み」の方が圧倒的に多い土地柄です。
そしてこの料理の場合は 写真のように土鍋がそのまま器となります。

投稿者 Sugino : 2010年11月28日 00:00

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