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2010年11月24日

白 菜

これも毎日新聞の「わたしの食卓」を読んだ感想文のようなもので 毎回ではございませんが 夫々の野菜に特化した各地の主な産地をご紹介する記事が巻頭を飾っていました。
何年か前の12月号だと思っていますが 白菜の一大産地である茨城県の八千代町が紹介されています。
勿論 栽培農家の方々におかれましては 土壌に気候に害虫など 気の休まる時間がない程 厳しいものであろうことは想像に難くないところでありますが 私などその頁一面がオゾン一杯の見渡す限り緑の白菜畑 写真を眺めているだけで幸せな気分になって参りました。
生産者の方々には不謹慎で申し訳ございません。
しかしながら育てるのは厳しいことでしょうが 収穫期に携わっている方達から笑みがこぼれているのを見るに付け 心が洗われるような清々しい気分になって参りました。
そして羨ましくさえ思えてきたのです。
話を白菜に戻します。
これから本格的な鍋の季節ですが 白菜抜きにして鍋は成り立ちません。
そればかりでなく 煮物,漬け物,炒め物など 冬の日本の食卓シーンにこれ程似合う野菜は他に見当たりません。
今は栽培地も全国各地にあり 四季を通して収穫されているようでありますが 霜が降り柔らかくなって甘味の増すこれからが 最も美味しい時期だと言われます。
これだけ親しまれている野菜ですから 古来日本で栽培されてきたものだと思い込んでいましたところ あにはからんや全国的に広まったのは戦後のことだそうであります。

栄養バランスが良く 身体への負担もなく そして美味しいと三拍子揃った白菜です。
どうぞ一通りの調理法で 出来るだけ沢山の献立を立て存分にお召し上がり下さいませ。

投稿者 Sugino : 2010年11月24日 00:51

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