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2010年09月06日

土瓶蒸し

秋の味覚を代表する香りキノコの王様 西洋のトリュフと並ぶ希少性と 秋の一時しか味わえないという特殊性から 大変高価なものとなってしまいました。
しかも国産品は年々減少し続け 今では中国,韓国,カナダ産が大半を占めるに至っております。
このマツタケもトリュフ同様 人工栽培が何度も試みられたようでありますが(トリュフは過去に成功事例あり) 残念ながら特殊な生育条件なども相俟って 未だ成功には至っておりません。
高価な食材ですので選び方にも注意して 出来るだけ笠が開き切ってなく香りのよいものを そして出来るだけ太くて短い軸で掴んで硬い物を選んでください。
柔らかい物は虫食いの可能性があります。
このマツタケ料理法も色々ありますが 香りと歯応えを最大限生かすには 写真の土瓶蒸しか奉書に包み水に浸して炭火で焼く 奉書焼が最適です。
この他 マツタケご飯やスキ焼などいろいろ楽しめますが 下拵えは総じてキノコの場合香りを大切にしますから 水洗いはしません。
表面の柔らかい皮を破らないよう 注意深く濡れ布巾で泥を落として下さい。
亦 出来れば庖丁で切るより 手で裂いた方が香りが強く出ます。

尚 写真の土瓶蒸しは必ずしもマツタケ専用ではございません。
昔から「香りマツタケ 味シメジ」と申します。
チョット愚痴っぽい言い訳でした。

投稿者 Sugino : 2010年09月06日 05:59

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