« コロッケ | メイン | 木曽の飯器 »

2010年04月15日

宗和膳

江戸期の茶人で宗和流の祖でもある 金森宗和が好んで使ったといわれる 別名あぐら膳とも呼ばれる越前手塗りの宗和膳です。
この宗和は「宗和好み」という言葉があるように 茶道具においては釜から茶杓に至るまで 全ての茶道具に好みの志向を持ち その殆どが今に伝えられているのですが この膳にはこれも以前ご紹介しました好みの八十椀を 食器として懐石に用いています。
その後 冠婚葬祭の本膳料理にも使われるようになりますが この料理にも宗和流本膳料理という名が残っております。

過ってはこうした道具がどのご家庭にも用意されていましたが 今では旅館や料理屋さんでも もう少し大きく足が折りたためる 大名膳が主流となっているようであります。
  

投稿者 Sugino : 2010年04月15日 07:07

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.sugino-toki.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/1640

コメント

コメントしてください




保存しますか?