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2010年03月18日

松花堂弁当(パート:3)

四季折々に同じ景色が姿を変え移ろうのは日本だけではありませんが そんな季節の彩りに合わせて様々な野遊びの行事が伝承されているのは 日本が筆頭に違いありません。
中でも春の花見と共に双璧を成すのが秋の紅葉狩り。
紅葉を焚き 酒を温め宴をもつ「紅葉の賀」
何だかんだと酒宴に至るのも日本の特徴。
ご存知「長屋の花見」では卵焼きの替わりに沢庵をもっていく件がありますが 中身は何であれ自然の中でのお弁当はご馳走です。
これに引き換えお昼の来客に用意する点心の代表が 「松花堂弁当」。
この松花堂弁当に附きましては 既に現在も特売中の商品をご紹介していますが 本来はこの様に十文字の破子板(わりご)で四桝に仕切られ 省略化された懐石の膳組となり 蓋は折敷に利用され吸い物膳に見立てられます。
今日では取り分け茶事に於ける点心に留まらず 手軽なおもてなし そして家族のお弁当として使われることも多いようです。
残った惣菜をこの箱に振り分けるだけでも 違ったご馳走となるのです。

今年も4月の3日(土),4日(日)には 例年通りエキサイト・バザールが開催されます。
お弁当ご持参でのご来場も結構ですが さくら祭(飲食店ブース)も同時開催ですので どうぞ手ぶらでお越し下さい。

投稿者 Sugino : 2010年03月18日 07:56

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