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2010年03月05日

烏骨鶏

先月 鶏肉の話題を取り上げましたが 今月も中国の烏骨鶏と続けてまいります
烏骨鶏は中国原産の鶏で ご覧のように肉や骨まで黒っぽい鶏でありますが 本場中国では主に滋養豊富な薬膳スープの材料として使われます。
今日は中国より来日中の料理研究家,ウー・ウェンさんによる 取って置きの烏骨鶏スープをご紹介します。(出典は毎日新聞社の「わたしの食卓」)
先ず烏骨鶏(無ければ鶏でもOK)は一羽ごと下茹でして アクと脂を落としておきます。
その鶏一羽と乾燥ナツメ6個 そして10cm程に切ったセロリを鍋に入れ 酒大さじ2と3リットルの水を加えて火にかけ 沸騰した後蓋をして弱火で2時間煮ます。
火を止め一晩おいた後 再び火にかけ沸騰したら 乾燥ユリ根20gと洗ったキビ30gを入れ1時間煮ます。
軽いトロミがついたら材料を濾してスープにし 塩で味を調えます。
これはウー・ウェンさんご自身も 産後の体調不良の時にお母様につくっていただいたと 告白されていますが 本場の中華料理店にあってもこのメニューは何処にも無く 典型的な中国の家庭料理と言えます。
高価な材料と手間を惜しまずつくられるのですから 澄んだ液体の深い味わいと 僅かな甘味が感じられるスープなんだそうです。

ナツメがなければ乾燥イチジク ユリ根は生であればよく炒って使っても良いそうです。

投稿者 Sugino : 2010年03月05日 06:59

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