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2010年01月13日

イタリアの米料理

パスタの本場のイタリアではありますが 意外に多いのが米を使った料理です。
発端はイタリアの名門ドリア家をもてなす料理として イタリアの三色国旗に因んだ三つの食材(トマト,キュウリ,鶏卵)を使用する料理でありましたが 今のように米飯を使い グラタンなどにも使うペシャメルソースをかけ オーブンで焼くといった料理となったのは 何と日本のホテルが考案したのが最初なんだそうであります。
バターを塗った容器に 野菜を加えて煮込んだバターライスを入れ その上にホワイトソースをかけてオーブンで焼きます。
ここでエビやイカなどの具を加えれば海鮮ドリアとなり 代りに鶏肉にすればチキンドリアとなります。
イタリアはスペインと並んで ヨーロッパでは数少ない稲作を行なっている国でもあります。
もう一つの米料理はリゾットです。
ドリアとは逆の料理手順のようでありますが 米(ドリア同様洗米しません)をオリーブオイルかバターで炒めた後 スープとサフランを加えて煮込むのが基本です。
この際の米はパスタ同様 歯応えを残すようアルデンテに仕上げるのがコツと言われています。
具には魚介に野菜,チーズなどを加えますが 特にポルチーニという香りの素晴らしいキノコを使うのが最良とされています。
このポルチーニは生でも空輸されてまいりますが 多くは乾燥品が販売されていますので 30分ほど水に浸してもどしてからご使用下さい。

このキノコの芳醇な香りは 肉などのコッテリとした素材にもよく合います。
ですからパスタソースとしても使ってみて下さい。

投稿者 Sugino : 2010年01月13日 03:00

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