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2009年12月02日

ボルシチ

ロシアやポーランドなど東ヨーロッパの地域で 広く日常的に食されている具沢山のスープです。
日本のけんちん汁やフランスのポトフなどと 同種の料理とお考え戴けばよろしいでしょうか。
具も調理法もお国柄,土地柄で微妙な違いがあるのでしょうが 基本のボルシチは肉と野菜を炒め煮します。
そして他のスープとの決定的な違いは この真っ赤なスープの色にあります。
ビーツと呼ばれる根も葉柄も赤い野菜で 真っ赤に色付けします。
このビーツは茹でるとその根の紅色が更に鮮やかに発色し 勿論その根も食用されます。
もう一つ これは肉,魚料理には一般的に使用されていますが 肉の臭みを消す 甘くて強い芳香を持つローリエ(ベイリーフ:月桂樹の葉)を必ず鍋に入れます。
このローリエは乾燥物の方が香りが良いので こちらの方がより多用されています。
また防腐効果があることも知られており ピクルスなどの保存食品にも使われています。そして煮込みやソースをつくる時 臭い消しと同時に香り付けをするのが ハーブミックスのブーケガルニです。
このブーケガルニにも ローリエは定番として必ず入っているハーブなのです。
チョット横道にそれてしまいした。
最後に盛り付けられたボルシチに サワークリームをトッピングするのも この料理ならではですね。

材料やあしらいなど見ましても 大変高カロリーな料理です。
道理であちらの方達は 男女を問わず立派な体格の方が多いんですね。

投稿者 Sugino : 2009年12月02日 09:02

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