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2009年12月01日

薬膳料理

今年はもうこの12月だけなんて とても信じられないようなスピードですね。
今日の話題はお隣中国の食事についてであります。
上薬,中薬,下薬について先に記していますが 今日も同じテーマであります。
もとより中国では医食同源という思想があり 中でも食事は上薬と呼ばれ 予防のための薬や治癒のための薬よりも 上位のものとして扱われて来ました。
そしてその考え方を更に発展させて 中国では薬効のある漢方の生薬を 巧みに食事に取り入れ症状を回復させる薬膳料理というものが 発達してまいりました。
この薬膳料理を専門に研究されている 薬学博士も多数見えるほどであります。
今日は以前読んだことのある毎日新聞社の雑誌 「わたしの食卓」に掲載されていました ホテルニューオータニ内にある「タイカンエン」という中国料理店の 「好菜(ハオツァイ)ランチコース」というコースメニューをご紹介します。
メニューのテーマは「未病促進」となっていまして 調子を落とす前に予防しようということのようであります。
右列手前から 海松子入り椎茸,タケノコ 新陳代謝の促進
同じく中央が 枸杞入り海老,白菜 滋養強壮
同じく一番奥が 黄精入りニラ,レバーの炒め 滋養強壮
次に左手前が ブロッコリー入りサラダ 消化の促進
同じく中央が 牛蒡粥 胃腸の活性化
同じく一番奥が ブルーベリー杏仁豆腐 眼精疲労予防
となっていまして この他湯葉の煮込みと豆腐の煮込みが付きます。
この薬膳料理の代表的な素材は 上に出て参りましたクコの実の他 ナツメに松の実に蓮の実などがあります。

最高顧問の呉祥勇シェフは 「堅苦しい薬膳ではなく 先ずは美味しいことが大切」と仰ってみえます。

投稿者 Sugino : 2009年12月01日 07:13

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