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2009年11月30日

人 参

日本で流通している人参は大半が西洋種と呼ばれる人参で アクが少なく甘くて然程硬くないので食べ易い品種です。
この他ミニキャロットと呼ばれる長さ10cm程の可愛い人参は 付け合せや生のままサラダなどに利用されていますが 一般的にこのオレンジ色の人参は煮物や炒め物料理などに 彩を添える貴重な野菜であります。
このオレンジ色はβ-カロチンとルテインという色素によるもので この色素には抗酸化作用があるとして 人参が最初に注目された野菜でありましたが 人参にはこの2種の色素以外に 特に豊富な栄養素は含まれておらず 同色の野菜ではカボチャの方がビタミンC,Eなども豊富に含む 遥かに優れた野菜であると言えます。
このオレンジ色の品種の他に 金時人参或いは京人参の名で知られる 真っ赤で30cmほどの長さを持つ人参があります。
冬の京料理には欠かすことの出来ない野菜です。
この京人参は府内の上鳥羽地区にて栽培されていますが 主な産地は四国・香川の坂出です。
広大な塩田跡が人参畑となっているのですが この香川には三金時といって 他にも金時芋と呼ばれる薩摩芋と金時みかんが収穫されています。

四国香川は讃岐うどんが全国区でありますが 私共の業界でも四国彫り(讃岐彫り)という 伝統工芸品である漆器産地でもあります。

投稿者 Sugino : 2009年11月30日 07:54

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