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2009年10月14日

経木と杉懐敷

経木とは杉や桧などの木材を紙のように薄く削ったもので これに経文を写したことからこの名があります。
今日では弁当や和菓子を包む包装材として使用されていますが(残念ながらこれも余り見かけなくなってしまいました) 包んだ後にこの包装を閉じる紐(真田紐)の材料ともなっています。
この経木に経木紐 ご希望であればお取寄せが可能ですのでお尋ね下さい。
但し時価相場による加工ですので ロットと共にご確認の上ご注文賜わりますようお願い申し上げます。
ここでのご紹介は杉板焼き(或いは杉板蒸し)と呼ばれる料理ですが 食材を薄い杉板で巻いて 供する直前に火をつけます。
この炎のパフォーマンスが 料理に一層の期待を抱かせます。
これで焼き上げるのではなく 仄かな杉の香り付けをすることが目的で 一種の季節料理の趣向であると言えます。
 ex. カマスとマツタケの杉板焼
    マナガツオの杉板蒸し
サワラの杉板焼き などがあります。
何れも杉の香り付けによって 魚の生臭みを取るという料理人の知恵であります。

一方 写真は焼き上げる料理ですが ご覧のように杉懐敷を直火で焼いてしまっては危険です。
必ず金網をアルミホイルで包み込んだ上 水に浸した杉懐敷をその上に置き そして具材を載せて調理します。
この懐敷には 3寸,4寸,5寸のスリーサイズがございます。

投稿者 Sugino : 2009年10月14日 06:55

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