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2009年08月22日

ドクダミ

古くから良く知られた大変薬効のある山野草なのでありますが 食べるには一寸勇気が要るあの特有な臭いです。
しかしその薬効の素となるのは その臭いのアルデヒドやケトンといった成分でありまして 幸い加熱すれば揮発して無臭となります。
取り分け白癬菌やブドウ状球菌 淋菌や結核菌に強い抗菌性があることが認められており 我が家でも一時このドクダミのお世話になった時期がございました。
花が終わった盛夏に根元より刈り取り 充分乾燥させた上煎剤として土瓶で煎じ 嚥下します。
名前の由来は定かではありませんが このように「毒にも痛みにも効く」ことから 名付けられたのではないかと言われているようであります。
ところで写真の花は 白い四片が花弁のように見えますが これは花弁ではなく総苞(そうほう)と呼ばれ 花はその先にある淡黄色の単純に雌しべと雄しべから成る 小花が密生した部分を指すのだそうです。
亦 このドクダミは雌しべが不完全な植物だそうで 未受精のまま結実する珍しい植物でもあるそうです。

調理法としては茹でて和え物や煮びたしに 生の葉なら天ぷらなどがお勧めです。
どうぞ一度 料理の一品としてもご賞味下さい。

投稿者 Sugino : 2009年08月22日 05:08

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