2009年08月02日
英国のサラダ
英国の料理にフランスやイタリアほど 凝ったものはないように思います。
調理での味付は控え 殆どがテーブルで食する方の味覚に委ねることを旨としているように思われます。
例えばサラダ。
コールスローと呼ばれるサラダは 千切りキャベツにドレッシングといった どちらか削ればもう料理とは呼べない位 至ってシンプルそのもののサラダです。
但しドレッシングは事前に和えて 素材をしんなりさせて出される場合と 食卓で食べる直前に振り掛けて シャキッとした食感が味わえるようにと 配慮されることもあります。
もう一つはミモザサラダ。
ミモザは春先に黄色い小さな花を付ける植物ですが 卵黄をこの花に見立て 固茹でした卵黄を裏漉しして ドレッシングに替えて振りかけるといったサラダで 黄色の華やかさはあっても こちらも料理そのものは至ってシンプルです。
この黄身を振りかけたサラダは どんなサラダであってもこう呼ばれています。
先日オリエントエキスプレスの車内食を放映していましたが オードブルのチーズもそのまま供されていましたし 英国料理はサラダに限らず調理に余り手を加えることがないように思われます。
投稿者 Sugino : 2009年08月02日 07:20
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