2009年07月25日
オリーブ
オリーブは今でも盛んに栽培されている地中海沿岸の暖地が原産で イタリア,スペイン,ギリシャなどが中心となっています。
食用となるのはその果実と 果肉を搾って採取したオイルです。
果実は生では保存性もなく硬くてとても食べられませんので 大抵塩水漬けの瓶詰や缶詰として流通しています。
この食用とされるオリーブはテーブルオリーブと呼ばれ サイズも2~3gの小さなものから 15g程もある大きなものまで様々で 色も熟す前に収穫されたよく見かけるグリーンオリーブと 熟した後収穫される味も硬さもマイルドなブラックオリーブがあります。
カクテル(写真の奥はチェリーをあしらったマンハッタン,手前がオリーブのドライマティーニ)やワインのお摘みにされたり サラダやパスタにピッツァの添え物となったり ソースやペーストのベースに使ったりと 幅広く利用されています。
このペーストの一つに ブラックオリーブを使ったタプナートというのがありますが 肉や魚のグリル料理に添えたり ソースのベースとして使ったりと こちらも普段の家庭料理にも良く見かけるものであります。
そして最後はオリーブオイル。
種子を原料とし精油される植物油が多い中 このオリーブオイルは果実が原料であり 搾ったまま水分を抜いて 濾過するだけで食用とされています。
それだけにフレッシュなジュースであると言われる所以でもあるのです。
日本では菜種油や胡麻油が主流でありましたが 血中コレステロールのバランスをコントロールする オレイン酸が注目され次第に普及し始めているようであります。
このオリーブオイルには 生のまま料理にかけたり和えたりする エクストラバージンオイルと 主として調理用に使われるピュアオリーブオイルの二つのタイプが イタリアやスペインから輸入されています。
グリーンオリーブの芯に 彩りのため赤ピーマンを詰めた スタッフドオリーブというのがありますが 日本の家庭料理でもよく見かける ナスやピーマンに挽き肉などを詰めて揚げる挟み揚げと同様の発想です。
投稿者 Sugino : 2009年07月25日 05:38
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