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2009年07月13日

どじょう鍋

東京の下町,浅草寺への参詣ルートである駒形に 「どぜう」と暖簾を掲げた老舗の料理屋さんがあります。
「どぜう」と表記されていますが もちろん発音は「どじょう」。
この暖簾も江戸期に始まる初代の発案だそうで 他店も次々とこの縁起の三文字に倣ったといわれています。
料理はどじょうがメインの「どぜう鍋」に「どぜう汁」 「柳川鍋」に「どぜう蒲焼」そして「どぜう唐揚げ」などと 当然ながらどじょう尽くしでありますが 鯨や鯉の料理なども提供されてみえるようであります。
さてどぜう鍋の調理はどじょうを丸ごと清酒に入れて酔わせ 鍋に移して割り下を加え炭火でジックリと煮込むのですが 丸ごとですので頭や小骨が気になる方も当然みえるはずで そこでお店ではこれらを取り除いた調理もされているとお聞きしています。
そしてこれにササガキ牛蒡を加えて 卵でとじれば「柳川」となります。
もちろん今では天然物のどじょうは 殆ど入手困難であります。
そこでこのお店では 何箇所かの自然豊かな環境の地域より お米と共にどじょうの契約養殖をされているようであります。
更に店主の拘りは 清酒や味噌にまで及んでいます。
暖簾を潜れば江戸の味わいと謳われていますが 是非のれんを潜ってみたいお店であります。
ネットかテレビか忘れましたが このお店が紹介されていました。

亦 このお店では「お江戸文化道場」と銘打って 食事をしながら隔月で大江戸の食文化や伝統芸能などの講座を開く催事を催されています。
100回を超える開催で これによって地域文化賞を受賞されたとありました。

投稿者 Sugino : 2009年07月13日 01:20

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