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2009年06月10日

ヨモギ

これもお馴染みの薬草ですね。
道端の彼方此方でも 山野などでも至る所でお目にかかれます。
何時も人の傍にあるといった只の草でもあるようですが これ程和漢の薬草として広く使われた草は 他に例が無いのではないでしょうか。
それでは 貴方がこのヨモギから連想するものは何でしょうか。
草餅でしょうか それともお灸に使うモグサでしょうか。
名前の由来はよく燃える草という意味で(成程 葉の裏側に密生している白いせん毛を集めてつくったのがお灸のモグサなのですが この燃え易いとという性質によるものかも知れません)善燃草(ヨモギ)と書くという説と 善く萌え出でる草という意味で 善萌草(ヨモギ)と書く二つの説があるようです。
ヨモギは今でも端午の節句に 菖蒲と共に軒に飾られたり風呂に入れられたりと 結構日本人の生活習慣にも密着しているところがあるため 親しみが持たれているのでしょう。
薬効としましては 止血効果や強壮効果のほか 下痢止めの効果も認められています。

このコラムでは時折薬味酒をご紹介して参りましたが このヨモギの場合もホワイトリカーに砂糖を混ぜて二ヶ月ほど寝かせておきますと ヨモギ酒が出来ます。
比較的つくり易く呑み易い健康酒ですので 余ればこのお酒造りにも挑戦してみて下さい。

投稿者 Sugino : 2009年06月10日 06:51

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