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2009年05月11日

ロシアンティー

ヨーロッパでのティータイムは 日本の「お三時」とは可也様子が違っているようです。
こちらはチョット一息入れましょうかといった感じですが 向うでは前もってお客様を(と言っても女性ばかりのようですが)ご招待し その際時間も決めておきます。
(昼食が日本より遅いため お三時とはいかないようであります)
招待を受けた方は テーブル装花などの手土産でも持っていくのでしょうか。
そこで皆が集まれば ワイワイガヤガヤ。
何しろ女性ばかりの茶話会ですから 時間もタップリ掛けます。
そうして出されるのが 手づくりのお菓子と極上の紅茶。
紅茶と言えばレモンティーかミルクティーが一般的ですが 偶にはこのようなロシアンティーなども使われ 話題の提供をしてくれます。
申し上げるまでもなく 紅茶は茶葉と水でつくるものですから 出来れば浄水器(ラジウムボトル)を通した水で 100度のものを用いて下さい。
そしてこのロシアンティーには更にジャムが加わりますので 上質のジャムもご用意して下さい。 
自然でマイルドな味と香りが楽しめます。
ここは女性たちだけの情報交換の場ですから ご主人が在宅の休日に行われることはありませんが ホステス役の奥様は準備や応対にとても気を遣われるのではないでしょうか。
どうもお疲れ様。

もう一つロシアの名物飲料,クワスをご紹介します。

ソビエト連邦崩壊後は自由圏のコーラの流入により クワスは飲料としての役割を終えたとまで言われていますが 長期に亘り愛飲されて来た国民的飲料であります。
微量のアルコールを含んでいるのですが 濃い琥珀色の清涼飲料で老若男女を問わず飲用されて来たというのですが 微量であってもアルコール含有の飲料が 子供にとって如何なものでしょうか。
暖かい気候ともなりますとタンクローリーが街中に出て ロバのパンよろしく量り売りを始めます。
この光景がロシア(特にウクライナ地方)の初夏の風物詩となっています。
基本はライ麦で出来た黒パンを水に浸して発酵させるようでありますが 夫々の家庭でも盛んにつくられているらしく 従って夫々の家庭のオリジナルクワスが存在します。
勿論そのまま飲用されますが ロシアでは野菜やハムなどを加えて冷製スープとする家庭も沢山ございます。

投稿者 Sugino : 2009年05月11日 05:58

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