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2009年04月29日

深川丼

江戸末期の深川は東京湾に面した漁師町でありました。
この深川丼はここでの漁師さんたちが 出漁前や船上において簡単に済ませる料理として 考案されたものであります。
確かに丼ものは一つの器(丼)にご飯と具を一緒に盛り付ける 大変合理的な料理でありますが 背景には当時のこの隅田川の河口である深川一帯が アサリの漁場であり 調理や食事に時間をかけたくない漁師さんたちにとって まさにピッタリの料理であったようであります。
当時は味噌汁のぶっ掛け飯のように食べていたようでありますが 今ではこの地区にネギや青菜や油揚げなどを加えて供する飲食店もあり さながら郷土料理の趣であります。

亦 アサリをご飯に加えて炊き込んだ「深川飯」も現れ 駅弁にもなっているようであります。

投稿者 Sugino : 2009年04月29日 08:09

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