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2009年03月26日

レイノー

フランスのリモージュといえば パリから南西へほぼ中央に位置する都市で 日本でいえば有田のような磁器の故郷です。
亦 六古窯の一つでもある愛知県の瀬戸市とは 姉妹都市の関係で結ばれています。
草創期には十を超える窯が立ち並ぶ まさに陶磁器の都でありました。
良質な陶土とカオリンの産地であることから エレガントな絵柄と透明感のある白磁の肌が特徴のアヴィランド 創業当初から仏王室御用達の製陶所となり そのバックスタンプのB&Cは世界に通用する高級陶磁器の代名詞ともなっているベルナルド そしてこのレイノーなど数々の名窯が鎬を削っているところであります。
レイノーの器はフランスのエスプリの結晶とまで言われるほど どれも繊細にして優美 そして気品溢れるものばかりです。
それは生地の透き通るような白さと 絵付けされた伝統的な花柄がどれも愛らしくマッチし 使う方の年齢を問わない懐の深さを持っていると言われています。

写真は「ラファイエット」という絵柄で 仏国旗の赤,青,白のトリコロールの色遣いでデザインされ この国旗の生みの親であるラファイエット侯爵の名に因んで 名付けられたシリーズです。

投稿者 Sugino : 2009年03月26日 07:30

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