2009年03月02日
インテリアドール
陶器屋(陶器のつくり手)はなんて器用なんでしょう。
このような物までもつくってしまいます。
このところ博多人形ばかりご紹介してまいりましたが 今日掲載したのは何も雛人形の代わりという心算ではございません。
このような陶製の人形は 前世紀からつくられていました。
これは近年つくられた物でありますが どこかノスタルジックなイメージがあります。
それもその筈 製法は兎も角 一部改良されているかも知れませんが 表情やポーズなど殆ど前世紀のレプリカのようなものなのです。
レース調のオルゴールドールとか ダンシングドールなどきっと何処かでお目に掛かっているのではありませんか。
では 「何故 このような物を陶器でつくるのでしょうか」 などと野暮なことは聞かないで下さい。
確かに全く実用性はありません。
また日本の置物のように 縁起物でもありません。
でもこのような物をつくりそして飾るという余裕(遊び?)は 精神的にも必要なことなのではないでしょうか。
「余裕が余裕を生む」とはよく言われます。
こんな世知辛いギスギスした世の中では この程度のささやかな余裕こそ適度な緩衝材に成り得るのです。
投稿者 Sugino : 2009年03月02日 07:37
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