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2009年02月26日

焼魚と大根卸し

只今この時期には鯛が旬を迎えていますが どんな料理でも流石は鯛ですね。
刺身も結構ですが 取り分け塩焼きのあの味と歯触りは絶品ではないでしょうか。
先だっては釣りがご趣味の嫁のお友達より 50cmクラスを二匹もご相伴に預かり 一匹は刺身,残りは鯛飯とご馳走になりました。 
戴かなければとても有り付けないご馳走で 誠に有難うございます。
今回外されましたが 祝言料理の代名詞である鯛の塩焼きです。
ところでこの鯛に限らず焼魚には必ずといっていいほど 大根おろしが添えられますが 理由をご存知でしょうか。
当然の事ながら焼かれた魚には 焦げ目が付きます。
しかしこの焦げ目や魚から立ち込める煙には ベンツピレンなどという発ガン性物質が含まれているのです。
焦げることによって 魚に含まれるタンパク質が発ガン性物質に変質してしまうのです。
そこで大根おろしの出番です。
大根に含まれる硝酸塩が 唾液に含まれるバクテリアの働きで 亜硝酸塩に変化して発ガン性物質を抑え込むのです。

若し大根を切らしていればたくさんの野菜を摂取して 野菜の持つ豊富な食物繊維で この発ガン性物質を体外へ排泄して貰いましょう。
こうしてみますと数ある料理の組み合わせも 殆ど意味あるものであることにお気付きでしょう。

投稿者 Sugino : 2009年02月26日 06:00

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