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2009年02月04日

ジャンバラヤ

ミシシッピ川の河口に位置するルイジアナの街が このニューオーリンズでありますが 過っては海賊,今もハリケーンという名物(?)に悩まされる メキシコ湾に面し大西洋やカリブ海に通じる街であります。
元々川が運んだ土砂の堆積によるデルタ湿地帯であった所を 開発によってつくられた部分が半分近くを占めるという土地柄ですから 天災はある程度止むを得ない事なのかも知れません。
さてこの地はデキシーランドジャズ発祥地としても有名で サッチモはじめ多くのミュージシャンを輩出しております。
亦 19世紀のヨーロッパ調の町並みを残すフレンチクオーター地区では ジャズやカントリーにソウルなどが入り混じって何処からでも聞こえてくる そんな雰囲気を持った街のようであります。
それはさて置き 歴史を遡りますと植民地時代には 仏領から西領と占領されていた時代があり 恰もここは米国の縮図のような人種構成となっています。
それだけに多様な文化が多様な人たちによって 咀嚼され発展してきたようなところがあり 例えば食文化にもその一端が伺えます。
先住民の文化の上にフランスやスペイン そしてアフリカの文化が乗っかり 多様で複雑な展開が見られます。
一つご紹介しますと米国には珍しい米を使った料理で スペインのパエリヤ(恐らく西領時代の産物ではないかと思われますが)に似た「ジャンバラヤ」という料理があります。
このジャンバラヤは 我が国へは料理より先にハンク・ウィリアムスのカントリーウェスタンナンバー(後にカーペンターズもカバーしていました)として上陸しましたが この料理にしましても系列民族により夫々調理法に相違がございます。
しかし何れも米を使っているところから 日本人にも親しみの持てる料理となっているのではないでしょうか。

南部アメリカの庶民の郷土料理のご紹介でした。
さてそれでは「ジャンバラヤ」など口ずさみながら この「ジャンバラヤ」の料理に挑戦してみましょうか。

投稿者 Sugino : 2009年02月04日 07:11

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