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2009年01月31日

はつり木の葉皿

一つの器というものは 只それだけであれば飽く迄も一つの器に違いありません。
しかし其処に料理が盛り付けられますと 料理そのもの或いは料理の盛り付け方如何で 器の表情が皆違ってまいります。
和の料理に心落ち着き 洋の料理には何かしら新鮮な革新性を感じたりといったことが よくあります。
器はこのように料理人の手によって 無限の可能性が引き出されるものであります。
ここにご紹介しましたのは 天然木を削り込み味わいのある刃の跡目が生かされた「はつり木の葉皿」です。
長辺が26cmありますので 器の敷物としてお使い戴いても結構ですが 今日はメーカーカタログに掲載された 和と洋の2種の料理を目でご賞味戴きます。
和は前菜3点盛 3点の料理の配色とベースの器(根来塗)とのバランスが鮮やかです。
もう一つの洋は ホタテと野菜のマリネのようですが(こちらは黒漆塗) 立体的な盛り付けにソースがアクセントを付けています。
和の器に洋の料理という大胆な発想ですが 一つの器であっても料理人によって 多様な可能性を秘めているという事を申し上げたかったのです。 
如何でしょうか。
やはり器を生かすも殺すも 料理人次第といえますか。

田中稔先生のお料理を掲載致しました。

投稿者 Sugino : 2009年01月31日 00:27

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