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2009年01月13日

自然薯

元々は山野に自生していた山芋ですが コクのある粘り強さが魅力で 栽培物も随分出回るようになりました。
この自然薯 硬い土を掘り下げるように地下へ地下へと生長するため 非常に細く 亦生長しやすい場所を求めて伸びるので クネクネと曲がりくねっています。
他の山芋と比べ水分が少なくキメの細かい高価な芋でありますが 摺り卸すとなると一番厄介な品種であります。
最近はこれを戴きますと(幸い栽培されている知り合いから戴きます) 大抵私が摺り下ろすことになるのですが 勿論卸し皿(目皿)など使わず摺り鉢です。
これがなかなかの力仕事なんですね。
しかも自然薯の場合 細いものですから折れ易いのです。
その上曲がりくねっていますので 皮も剥き難いという難物です。
そして一般的に山芋や里芋など 手が痒くなる方も沢山みえます。(幸い私は大丈夫です)
でも この何れも解消できる方法があります。
先ず皮剥きは持つ部分の皮を残して 庖丁の背かスプーンを使い剥くというより寧ろ削って下さい。
この方がずっとロスも少なく きれいに剥けます。
そして摺り鉢で摺るように滑らかに仕上げるには 一度卸し皿で摺り卸してからミキサーにかけてみて下さい。

最初からミキサーに頼りますと 滑らかになる頃には泡ばかりになってしまいますよ。
どうぞお試し下さい。

投稿者 Sugino : 2009年01月13日 05:38

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