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2008年12月14日

ミニ南瓜の印籠煮

南瓜の種類は大きく分けて 西洋南瓜と日本南瓜(と言っても原産は中央アメリカ)と ズッキーニに代表されるペポ南瓜の3種です。
写真の料理は テーブルクイーンという品種の西洋ミニ南瓜を使っていますが 味が淡白ですから 写真のように中をくり抜いた詰め物料理に利用されることが多いようであります。
つくり方は 先ず南瓜はなり口から1/3位のところを切り落とし 身の方の種とワタをスプーンで掻き出し 重曹を入れた熱湯で7分通り茹でておきます。
鶏の挽き肉,ウナギの蒲焼,大正エビの剥き身の順に摺り鉢に入れ 夫々摺り合わせていきます。
そして卵,醤油,みりんを振り入れ 再び摺り合わせます。
煮汁(出汁とみりんと薄口醤油を合わせたもの)を鍋に入れ 一煮立ちさせたのち南瓜(切り口を上にして)を並べ 紙蓋をして煮ます。
柔らかくなったところで 先程摺り合せた材料に枝豆を加えて 南瓜に詰め再び紙蓋をして煮含めます。
具を指で押してみて弾力が出たら 煮汁を濾して水溶き片栗粉を加えて トロ味を付けます。
器に煮汁ごと盛り付け 最後に千切りの青柚子を天盛します。
如何でしょうか お洒落な印籠煮のご紹介でした。

南瓜は非常に貯蔵性が高く そして貯蔵されることによりデンプン質が糖分へと分解され より美味しくなる野菜です。
ですから古くから夏に収穫された南瓜が 貯蔵されて冬に食べられて参りました。
今年の冬至(22日)の南瓜料理は この印籠煮を是非お試し下さい。

投稿者 Sugino : 2008年12月14日 08:09

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